eKYC大手が導入効果を体感した高精度なOCR技術。クライアント満足度も向上させたAI活用とは

株式会社Liquid

取締役 最高執行責任者 保科様

  • 業種: インターネット関連業
  • 導入製品: CLOVA OCR(文字認識技術)

掲載日:2020.12.10

  • 課題

    • 本人確認書類の読み取り精度の低さ

    • 新たな本人確認書類への対応

  • 期待

    • 本人確認書類に特化したCLOVA OCRの導入により、提供先のクライアントに
      提供するeKYCサービス価値の向上

  • 成果

    • 本人確認書類の読み取り精度が飛躍的に向上し、クライアントの手入力負担が軽減

    • 新たに追加した本人確認書類であるマイナンバーカード、在留カードに対応

LIQUID eKYCとは?

郵送によるやり取りが必要だった本人確認業務プロセスを大幅に削減し、オンラインで簡単、かつ効率的に本人確認を完結できるASPサービスを展開。認証には大手銀行でも利用実績のあるLiquidの生体認証技術を使い、高精度なオンライン本人確認を低コストで実現しています。
本人確認業務の事務処理を半自動化し、機械(AI)補助・不正検知で人為的なミスを極小化。厳格な本人確認とユーザーの利便性を両立するメリットを持ったサービスです。

  • 2020年、本人確認のオンライン化が加速

    今年は、近年増加している金融犯罪の防止を目的として犯罪収益移転防止法(※1)が再改正され、本人確認の方法が大きく変化しました。この再改正の影響により、金融業界の本人確認が厳重化され、ユーザーにとっては手続きが煩雑化するというデメリットが生まれました。

    (※1 マネーロンダリング・テロ資金供与などを防止するための法律。以下犯収法)

    2020年の再改正前では、顧客が(種類限定なし)本人確認書類の写し1点を提出するのみだったのに対し、2020年の再改正後は、顧客が現住所の記載がある本人確認書類の原本か写し2点、もしくは補完書類(※2)を提出する必要があります。

    (※2 現住所の記載がある本人確認書類の写しと納税証明書・社会保険料領収書、公共料金領収書など現住所の記載がある補完書類原本またはその写し)

    再改正で生まれた顧客負担を軽減するため、eKYC(※3)の導入を急ピッチで進める金融機関が増加しました。eKYCを利用すれば、顧客はオンラインで本人確認書類の画像・ICチップ情報を送信するだけで本人確認が完了するからです。

    (※3 eKYC=イー・ケ―・ワイ・シー=electronic Know Your Customer オンラインで本人確認が可能なサービス)

    こういった顧客のニーズ変化や昨今の金融犯罪の影響を受け、金融機関以外の業界でもセキュリティ向上のためeKYC導入の検討が始まっています。今年の後半に入ってからは、弊社にも業界問わずお問い合わせが増えている状態です。コロナ禍であらゆるサービスのオンライン化が進んだことも、少なからず影響しているのではないでしょうか。

  • 「金融犯罪をなくしたい」創業時の思いを反映したLIQUID eKYC

    金融犯罪は日本だけでなく、世界的にも問題視されていることはご存じでしょうか。一節には、世の中の犯罪の9割を占めるとも言われる大規模な犯罪が金融犯罪です。私どもLiquidは創業時に「生体認証で個人情報を簡単に盗めないようにすれば、金融犯罪の防止に貢献できるのではないか」と考え、以来、生体認証に必要な画像認識技術を磨いてきました。

    生体認証の一般化と、1つのプラットフォームで管理しデータを蓄積するベースを作ることで、不正検知ができる状態にすれば、金融犯罪を大幅に減らせると考えています。だからこそ、弊社は1つのプラットフォームにこだわってサービスを提供しているのです。ここが他社と一番異なるポイントで、この思いに共感くださった多くの企業様がLIQUID eKYCを導入してくださっています。

    本人確認業務の事務処理を自動化し、人為的なミスを極小化できれば、スムーズな不正検知ができます。それには、現在不足している本人確認情報の読み取り精度を高めること、そして新たな本人確認書類(マイナンバーカード・在留カード)に対応できるOCR技術が必要でした。この2つをクリアできれば、LIQUID eKYCのサービスの価値が非常に高まると考え、新たなOCRサービスを検討していたのです。

  • CLOVA OCRの精度・セキュリティの高さが導入の決め手

    LINEのCLOVA OCRを選んだのは、①(金融機関へ提供するため)セキュリティが高いこと、②価格と認識率のバランスが良かったこと、③スマホで撮影した悪条件化の画像でもバラつきがなく良いレスポンスを返してくれることの3点が理由です。

    OCRの難しさでもあるのですが、スマホで撮影した画像は暗い場所の撮影ではぼやけることが多く、うまく認識できない傾向があります。CLOVA OCRはそういった画像品質の悪いものでもバラつきなく認識してくれるので、スマホで本人確認書類を撮影していただくことが多いeKYCサービスにとっては重要な選定基準です。

    社内コンペで他社と比べた結果、マイナンバーカードや在留カードの認識率が高く、クライアント内で作業するオペレーターさんの手入力負担が減り、喜びの声も多くいただいています。

    CLOVA OCRの導入によって、クライアント作業負担の軽減、人為的なミスの極小化ができ、サービス価値の向上を実現できました。今後CLOVA OCRで対応できる本人確認書類の範囲が広がっていけば、弊社が提供するサービス価値も一層向上するため、協同してeKYCサービスの普及拡大に取り組んでいければと思っています。

  • 「手ぶらで決済」そんな便利な世の中をつくりたい

    今後はeKYCのみならず、弊社が掲げる「認証を空気化し、滑らかな社会をつくる」というビジョンの実現に向けて取り組んでいきたいと思っています。

    具体的に言うと、「口座を作るときのように厳重な本人確認は、eKYCを」「住所変更など厳重さが求められない本人確認は、顔・体型などの生体認証を組み合わせた本人確認を」というように必要レベルに応じた認証サービスを提供していきたいと考えています。高精度な生体認証を必要に応じて組み合わせることで、「ユーザーはどこに行っても手ぶらで決済ができる」、そんな世の中の実現を目指しています。

    このように便利で安心な世界を実現するためには多くの方の生体認証登録が必要ですが、金融機関を通じて多くの方にLIQUID eKYCをご利用いただいているため、想像しているよりも早く提供できる体制が整えられそうです。

    このビジョンを実現することができれば、金融機関などの事業者側・利用するユーザー側へのメリット、そして金融犯罪を減らすという大きな社会的メリットを提供できるようになります。一日も早くこの世界を実現できるよう、全社一丸となって取り組んでいきたいと思っています。

CLOVA OCRの5つの導入利点

  • 読み取り精度の高さ

  • 金融機関でも利用可能な高いセキュリティ

  • 自動化による作業時間の短縮

  • 人為的なミスの縮小化

  • サービス価値の向上

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