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グループDX統括本部
デジタルデザインラボ室 室長 髙橋様
掲載日:2020.11.12
課題
グループ全体を巻き込んだDX推進
ユーザーの負担を軽減し、新サービスの利便性向上
期待
CLOVA OCRの利用体験を通じて、AI活用の活発なアイデア出しによりDX推進を加速
CLOVA OCRの活用でユーザーの作業を自動化
成果
組織のAIナレッジを高め、新しいアイデアが誕生。採用に至り、実行段階へ
データ活用による、キャリア形成支援の可能性が拡張
ユーザーへの提供価値が向上
キャリアビジョンを実現するための応援プログラムとして、1人ひとりに合わせたキャリア形成支援とライフサポートを総合的に行うことを目的としたパソナグループの新サービスです。一般的に派遣では稼働終了後、人材紹介では紹介後に登録者との関係が切れてしまいがちですが、利用者のキャリアを長く支援していきたいという思いからこのサービスが誕生しました。
利用者は気軽に試せる適性検査や動画で学ぶキャリアデザイン講座などのコンテンツを無料で利用でき、AIによるキャリアビジョンの提案など、機能を拡充しながらサポートしています。
弊社がDX推進を始めた理由は、パソナグループで働く人々の「真に豊かな生き方・働き方」の実現のためです。
一方、個人的にはDX推進の重要性を感じたことがありました。それは2014年にサンフランシスコのITイベントに参加したとき、アメリカと日本、そして日本の中でも他社との間に歴然とした差があることに気がつきました。弊社はその少し前からSalesforceを導入し、IT活用の幅を広げ始めた段階。「これは推進のスピードを上げなければ」と、焦りを感じたのを覚えています。
そこから数年前の弊社内には、まだクラウド化に対し懐疑的な見方があった位でしたが、一歩を踏み出さなければ差は埋められないと考え、いくつかのプロジェクトを実行して徐々に社内に浸透させていったのです。
いまでは多くのシステムがクラウドに移行し、インフラ面も充実されていたことで、コロナで在宅勤務がメインになっても、問題なく仕事ができる水準までになりました。これらが弊社のDX推進の第一フェーズと言えます。
そして現在はCLOVA OCRを導入し、DX推進の第二フェーズに取り組み始めました。第二フェーズでは現場の仕事を巻き取り、注力すべき業務に集中してもらうことを目標にしています。
働く人に対峙するパソナグループの事業では、人と仕事のマッチングがもちろん重要ですが、就業に関する契約処理も働く人のためにはミスができない重要な業務です。さらにキャリア形成のサポートなども必要で、そこまでDXが進んでいない現在は、各部門のがんばりで乗り切ってもらっている状況です。
1つ1つの業務の精度を向上させ、働く人に安心・信頼していただくために、さらにDXを進めていきたいと考えています。
CLOVA OCRを導入したのは、①読み取り精度の良さ、②設定作業の簡易さ、③安価な価格帯、が主な理由です。実際に導入してみると、専門的な知識がなくても簡単に設定ができ、予想した以上に導入がスムーズに進みました。
CLOVA OCRの導入により、ユーザーが資格情報の撮影をしてアップロードすることでデータ化ができるようになり、100件近くの資格申請をいただくことができました。
OCRの読み取り内容を後工程で確認していますが、読み取り精度が高いので、業務負荷がとても低いです。エラーが発生した場合も、設定の調整やCLOVA OCRのバージョンアップが入ったこともあり、日々改善できていると実感しています。
また、単にユーザーが便利になっただけでなく、社内の意識改革が起きた点も大きなメリットだと思っています。DX推進に重要な「AIを使えばこんなことができる」という学びが社内に広がり、社内からAI活用の意見が挙がってくるようになりました。
これらは予想していなかった新しい効果で、ユーザーへの価値向上だけでなく、AI活用のアイデアが生まれ、働く人にとってより良いサービスを考えるよいきっかけになってくれると感じています。
経験上、DX推進でつまずきがちなポイントは2つあると思っています。
それは、現場でのわかりにくさと拡張ができないことです。そのため、AI-OCR導入の際に、①DX推進の成功体験を積める、②拡張性が担保できる、の2つをクリアしているかを重視しました。
成功体験を積むには、現場が使いやすく新たな負担がないことや、機能を体験してできることを皆が理解することが欠かせません。導入段階で難しさを感じてしまうと、活用が浸透しなかったり、次の導入の際に反対意見が出るなど、DX推進の速度が一気に鈍る可能性があるからです。
また、様々なAI技術や便利なサービスなどが広まっていますが、システム間連携が上手くできないと既存業務やシステムに負荷をかけることとなり、せっかくの機能を活かしきれなくなってしまいます。そのため、拡張性を担保することは非常に重要だと考えています。
DX推進の際は、「高機能なものを導入して一気に業務改善を図りたい」という気持ちが先走ってしまうかもしれませんが、結局は利用する現場とその未来にフィットしたものを選ぶことをおすすめします。
導入したものが高い機能を持っていても現場で使ってもらえなければ意味がありませんし、拡張性がなければ数年後には新しい悩みを抱えることになりかねません。
LINE CLOVAのように使いやすく拡張性も担保できるAIサービスを導入することで社内に学びを浸透させ、次の新しいアイデアに素早く取り組んで成功体験を繰り返す、こうやってDX推進を加速させる方法もあると思います。
これから、CLOVA OCRの成功から引き出されたアイデアを実行するフェーズに入ります。これらのアイデアを成功させ、さらにDXが広がっていくようサポートしなければなりません。
DX推進の先に目指しているのは、利用者が「より良い現場にスキルアップしながら勤められる未来」。現在、経験がある優秀な社員が実施しているサポート業務を、AIなどを活用しながら誰でも行える体制を整えたいと考えています。
そのためには現場の単純作業などをどんどん巻き取って時間を捻出し、利用者一人ひとりのニーズに沿ったマッチングの精度を向上させ、キャリアアップを的確にサポートしていきたいです。
それと同時に、厚生労働省が提供している「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」のような有用なデータとCareer Step Programのデータを組み合わせ、ロールモデルをたくさん作ることで、多くの方のキャリア形成支援ができるようしていきます。
これらを並行して進めていけば、「私たちの目指す未来に近づく」と信じてDX推進に取り組んでいます。
読み取り精度の高さ
自動化によるユーザー体験の向上
導入しやすい安価な価格帯
誰でも使える高い操作性
AIナレッジの蓄積
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